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2020-11-05 |
黒伏山の叫び声(最北地区) |
友人と東根市の黒伏山(標高1,227m 東北最大の岩壁で落差300mほど)を眺めに 行くことになり、車の中でこんな話を聞きました。
友人は家族で農業をやっており、冬期は仕事が無いので別の仕事をしています。息子さんは 黒伏高原スキー場でリフト係をしていたそうです。
それは10年前の東日本大震災の時でした。 スキー場からは黒伏山の岩壁を間近で一望できるのですが、そこから激しい揺れと同時に、 けたたましい叫び声のような、言葉ではとても表現できない奇怪な爆音が響き渡りました。 仕事の同僚が「山が鳴いてる」と。しかし息子さんの印象は、黒伏山がこちらに向かって 大声で吠えて威嚇しているようで、今までに経験したことのない恐怖を感じたそうです 黒伏山の南壁はロッククライミングで有名な場所です。そこで命を落とした人もいれば、 山菜取りに行ったまま行方不明になった人もいたとか・・・。
しばらくして黒伏山が見えてきました。垂直に近い南壁は威圧感があり、息子さんの体験談 と相まったせいか、我々も山に吸い込まれるような恐ろしい錯覚を覚えました。
ここまでの話だと黒伏山は怖さしか感じません。でも逆もまた然りで、しばらく眺めて いると岩肌が神々しくもあり、スキー場を含め黒伏山一帯は壮大で綺麗な山々だと思います。 去年の冬は極端に雪が少なく、運営が満足にできなかったスキー場が多い中、黒伏高原 スキー場は全面滑走可能で、しかもパウダースノーを保った状態だったそうです。 もし機会がありましたら是非!スキーやスノーボード、そして眺めにいらしてくださいね。
帰る途中、野猿がガードレールの上で何かを美味しそうに食べていました。 近寄っても逃げなかったので記念撮影です。
最北地区 原田洋典
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Posted by master |
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