接骨院・整骨院について
診療について
接骨院・整骨院について
接骨院・整骨院と整体院とはどこが違うの?
国家試験を合格し厚生大臣より免許を与えられた柔道整復師が開設するのが接骨院・整骨院です。
「柔道整復師法」という法律に則って業務を行います。一方整体院を開設している整体師には、国が認めたライセンスはありません。
免許がないので具体的な業務範囲を定めた規則などもありません。
どうすれば柔道整復師になれるのですか?
柔道整復師になるには柔道整復師を養成する専門学校で学ばなければなりません。
解剖学や生理学・病理学・運動学等の基礎医学の他、法規・心理学、そして骨折や脱臼の整復(元の正しい位置に復すること)法等の柔道整復理論・実技を学習します。
期間は3年間。養成学校を卒業することで国家試験の受験資格を得ることになります。
卒業後の進路は?
柔道整復師の免許取得後、接骨院や整形外科で数年間研修したのちに開業するケースが殆どですが最近では勤務柔整師も増えてきました。
アスレチックトレーナーとしてスポーツの現場で活躍している人もだいぶ増えてきています。また介護保険が施行され、5年間の実務経験者は介護支援専門員(ケアマネジャー)の受験資格を与えられたため、介護保険にも活躍の場を求めることができるようになりました。
診療について
接骨院ってどんな治療をするのですか?
骨折や脱臼、それに打撲・捻挫や肉離れの治療を手術や注射や投薬をせずに、手技治療や電気・光線を患部に当てたりする物理療法器械を使用して施療を行います。
固定が必要なものは包帯を巻いたりテーピングをしたりします。
接骨院は保険がきくのですか?
健康保険だけでなく労災保険や生活保護、それに交通事故も受診することができます。
接骨院に罹ったら「サインをして」って言われたんだけど・・・
もともと接骨院では、患者さんが窓口で全額を支払ったあと、保険者(市町村や健保組合等)に申請して自己負担分を差し引いた差額が還付される保険給付が行われていました。
しかし一時的にも全額を払わなければならないという患者さんの負担の大きさを考慮して、接骨院がその手続きを代行するようになったのです。
つまり患者さんは自己負担分を窓口で支払い、差額分は接骨院が受領することを委任するという保険請求の形です(受領委任払い)。
その「委任」という部分で署名(サイン)が必要になってきます。