最北支部だより

最北支部だより

 10月31日(土)午後2時より、新庄駅「ゆめりあ」において、最北支部保険学術講習会が開催されました。
 はじめに、開会の挨拶を石川敏一副支部長より頂き、つぎに森 繁明支部長より挨拶を頂きました。
その後、社保審査員の高野信夫先生より「今後の保険請求のあり方」という演題して、先生の沢山の経験に基づいて、普段なかなか聞くことができない詳細にわたる点まで御指導頂きました。柔整界を取り巻く環境も厳しさを増す昨今、高野先生のお話を聞き逃すまいと会員一同メモを取りながら真剣に聞き入っていました。高野先生にはお忙しい中、当支部会員のためにご講演をして頂き大変ありがとうございました。
 その後、置賜支部学術部長 丹 学先生より「サイバー9000と手技による治療法~膝と即軽くなる部位を中心に」という演題で実技を中心に膝や頚、肘、腰に症状がある会員を直接治療しながら、質問にも答えて頂くという形で2時間30分の長時間に及ぶ講習をして頂きました。丹先生は、東京医科歯科大学大学院教授 宗田 大先生が考案された痛点ストレッチを参考にされ、宗田先生の痛点ストレッチは「痛くてつらくても、しっかりと押す」ことが大切なポイントで即効性も高いのですが、その半面では患者さんにとってはただで際痛いところを強く押すのですから、冷や汗をかくほどつらい治療になることもあるとのことで、丹先生はその点を改良するため痛点ストレッチの改良型とサイバー9000を用いることで患者さんの治療中の痛みを軽減しながら痛点ストレッチの効果を得られるように、沢山の資料と実技で丁寧に説明を頂きました。支部会員も大いに治療のヒントを得たようでした。
その後、場所を移して懇親会となりましたが、高野信夫先生と丹 学先生を囲んで、講習会で聞き足りなかったことを積極的に質問したり、会員同士で情報交換したりと盛り上がり、会員それぞれが講師の両先生に良い刺激を受けて、楽しい時間があっという間に過ぎお開きとなりました。

最北支部通信員 加藤 聡